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マラソン、ヨガ、ベリーダンス! 女を磨く?身体のブログです


by run_run_moon
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北丹沢レース☆続き2

さて、無事に第一関門を通過した後に、また上りがある。でも、ここもあんまり覚えてないんだよね・・・一体、どういう完走記だ!

って言うのも、鐘撞山を越せれば、あとは、同じ登り。もう、登りは登りでみんな一緒よ。ここも、大変だったような記憶がある。でも、今になって高低図を見ると日陰沢原頭っていうのは鐘撞山の半分の高さだもの。私は北丹沢がここまで山岳レース系だとは知らなかったので、あの最初の山を登ってる時点で、あぁ、これはこういうレースなんだ・・・ってあっさり受け入れて、その後はどんな山があっても、また山ねっ!ってくらいにしか思わないようになった。そして、周りにも同じように頑張っている人がいるから、その流れに乗っていけば、いつの間にか、車道に出る。でも、確かこの辺りは、ガレていて走っていても足の裏が痛くなるような場所だったような記憶がある。

私は当然、ルートとかも良く分かってないので、いきなり車道らしき所に出てビックリ。Sさんが、第二前の車道をどのペースで走るのがいいのか、いまだに分からない・・・って言っていたのが、ここのことだったんだ!ってのが初めて分かった。これが、第二まで延々に続くんだけど、私にはここがすごーーく長く感じられた。

だって、今までは空も歓迎ムードだったのに、嵐!本当にすごい雨!この前の山中湖のレースと変わらない、むしろそれよりも激しい雨がザァーザァー降ってきて、道の半分が雨で小川?みたいになってるから、当然、靴の中もビショ濡れ。でも、本当に日当たりが良さそうな所だったから、晴れていたら丸焦げになりそうな場所。雨くらいでいいのかもしれないけど、雨の中走るとミジメな気分になったりする。でも、ここでこの雨で良かったと思う。登ってる時に、あの雨は辛いだろうなぁ。

ここでランナーの人は、どんどん飛ばして、すごい抜かされた。私は、本当、一定のスピード以上では走れないし、ここになって、疲れてきて背中の荷物の重さがズッシリと・・・
そしたら、もう初老?の域に入ってるおばさんに「頑張ってるわね」って励まされた。その人は、もう4,5回出てるらしいけど、「もう年だからねぇ」って言ってる。でも、全然余裕で、速い!しばらく、私のペースに合わせて会話しながら走ってくれた。「雨がつらいですよねぇ・・・」って言ったら、「何、シャワーだと思えばいいのよ!」ときた。なんていうポジティブ・シンキング!!!こういう老人(一体幾つ何だか分からないけど)がいると日本の未来は明るい!

私はその後、そういう彼女の存在に妙に勇気付けられて、またやる気を復活させるんだけど、延々に終わらないので、行く人々に「あとどれくらいなんですか?」と聞き続けてしまった・・・
その中の一人に、後で有名人と知る「巨人軍団」のハラさん(多分そういう名前だったと思う)がいた。みんな何キロか分からないみたいで、私も聞いても仕方ないと、子供じみた安心感を求めるのを諦めて走って行ったら、第二関門があった。

12時40分頃に着いたから、タイムアウト前20分。良かった!!!とにかく、第二まで休めないって思っていたから、もう、第二の周辺ではお食事タイムの人々が沢山。私は、前に通過して行った初老の女性と再会して、喜び合った。本当に彼女はいい人で、パンを半分「食べなよ!」って言ってくれた。私もここで食べ物を減らさないと荷物が重い!って思って、自分のウィダーを2個食べて、パンも半分食べてしまった。ここから先は、6時間かけてもいいから、残り15キロ。

どう考えたって15キロは6時間かからない! アァ~、これで完走は間違いない!!そう思って、気分はかなり楽になった。そしたら、初老の女性が「いやいや、これから先がけっこう大変なのよ!」と言って、じゃあ、先に行ってるね!と先に行ってしまった。

私も、いくらなんでも、そんな長々と滞在するわけにもいかず、出発。
確かに大変。高低図でも、最初の鐘撞山と同じくらいの高さがある。しかも、この頃は雨も小雨か止んでいたと思うけど、あの大雨の時に、走り去って行った早いランナー達に踏み荒らされたトレイルは、ヌカルミ激しくって、普通に歩くのさえ困難。足場をどこに確保するか?とか山を登っているっていうよりも、泥スキーとか、泥クライミングみたいな感じ。岩場とかもあったような・・・

風巻の頭っていう所に休憩場所があるんだけど、私は、なぜか通過。そんなに疲れてなかったのかなぁ・・・何だか、とにかく先へ・・・っていう気がしてならなかった。でも、その先の登りで疲れて袖平山とかで、まだ残っていたおにぎりを1個食べた。ここは、木製のテーブルとかあるんだけど、その上でひっくり返って寝ている若者らしき青年がいた。この頃には、すっかり晴れていた。もう、この辺の人々で、私と同じタイムの人は、ゾンビみたいになってる。

そして、またちょっと行くと、本当の頂上「姫次」に到着!ここでは、ピクニック広場みたいになっていて、また最後のおにぎりを食べる。前にいた初老の女性も休憩していた。あとは、下りだけだね!っていう安堵感があって、本当にほのぼのとした雰囲気になる。

続く・・・
by run_run_moon | 2006-07-03 10:55 | race